「BLINDHEIT」のつくってみたPVに関連するイラストをピアプロに投稿していなかったので
冒頭のタイトルシーンをgifアニメにしてみました。
せっかくなのでずっと書きたかった製作に関することも書きます。
<つくってみたPVをつくるに至った経緯>
ボカロ楽曲をほとんど知らなかった頃、この作曲者さんの楽曲に出会いました。
この方の曲の詳細を見ると、楽曲の設定やストーリーが詳しく書かれており、
心をこめて楽曲を作っているのだろうと感じました。
せっかくPVをつくるのなら、こんな風に作る方の曲につけたい、と思い、
いつかPVをアニメで作りたいという夢を持っていた私は
作曲者さんにコンタクトをとり、つくってみたPVの許可を得ました。
(楽曲のタイトルがドイツ語ということで親近感を覚えました。)
周りに映像編集をする人も居ないので情報などはネットから仕入れました。
PV製作に必要なソフトを買い(高かったです\(^o^)/10万以上しました☆)、
ある程度ソフトを動かせるようになった上で、
作曲者さんにつくってみたPVの許可をとりにいきました。
既にニコニコ動画に投稿されていた曲のため、もちろん一人のファンとしての作品ということになります。
ここからは、その製作手順を紹介します。
<PVの製作手順>
1,想像する
とにかく楽曲を何度も聴きます。
聴きながら、脳内でイメージを固め、映像化します。
この曲の場合は、私には
ファンタジー色が少し残る、でもハイファンタジーではない、
どことなく寂しさを感じるロックのイメージでした。
一曲聴いた後に、なんだか物語を聴いた後のような、そんな気持ちになりました。
最後のサビ部分では、主人公の願望が叶う、聴く人によって
主人公の病気はどうなったのか、どうして少年が現れたのか、が分かれる
シーンが印象的でした。
2,覚える
何度も何度も聴いて曲そのものを覚えます。
歌詞はもちろん、リズムや伴奏、効果音も覚えます。
脳内での再現率をより高めるためには、本当に何度も聴きます。
なので、PVをつくろうと思った楽曲、実際にPVをつくった楽曲は
どのフレーズからも歌えるのではないかと思うくらい聴きました\(^o^)/
また、実際に製作する時は、秒数も数えます。
例えば、間奏と曲の入りの境目は、間奏が何秒間であるか、手を叩いてリズムをとっています。
(ここまでしなくても素晴らしいPVをつくっている方は沢山いるのかもしれません。
ただ私はここまでしないと全然製作に取り掛かれません、という単なる話ですが・・・><)
3,イメージイラストを描く
聴きながら、この部分はこのイメージだ、と描くこともあります。
ちなみにこの曲の時は大量にあった浪人時代のプリントの裏に描いておりました・・・。
でも思った通りに再現できないことが多いです。
4,設定画を描く
キャラのデザインなどを明確にします。
この曲のボーカルはミクですので、主人公はミクをイメージにした女の子のデザインにしました。
ただアニメにするとなると、ミクのあのままの髪の長さでは相当負担になるだろう、
ということで髪を短めにし、現実でもおかしくないくらいの長さにしました。
せっかくミクなので、元気だった頃の主人公の髪型はツインテールにしました。
男の子の方に関しては、細かな設定が記されていなかったため、
想像フリーなのかな?と思い、さわやか系としておきました。
(楽曲を何度も聴く)
5,絵コンテを描く(私の場合、イメージイラストで大雑把に描いています)
イメージを明確にするといった感じでしょうか。
脳内で再生しながら描くこともあります。自分のやりたいように再生できるからです。
6,絵をそれぞれ清書し、配置する
AfterEffectsという動画製作ソフトを用いて、透過したPNGイラストを動画に配置します。
もちろん、背景も自分で調達したり、描いたりしたものを配置します。
アニメPVの場合、PNGイラストを相当数使用しました。
1フレーズでレイヤーが1000枚くらいになることもあったので
ひとつコマがずれたときには大変でした\(^o^)/
↑はjpegなので不透明です。
7,動画を音声に合わせて再生しながら、曲に合わせてイラストを動かしたり、消したりする
私の場合、ほとんどのPV製作はここに時間を費やすと思います。
24分の1秒がすごく大切だったりします。
特にアニメPVの場合は少しずれただけで残念なことになりがちなので
微調整は必須です。(倒れそうなジェンガからそっと一本ジェンガを抜く時みたいな感じです)
ちなみにすごく目が疲れます。
(基本的に5,6,7を同時に何度もやり直している感じでしょうか)
8,Premiere Proで動画をつなげる
AEでつくった1動画40秒ほどの動画をつなげます。
9,エンコードする
動画が完成したら、mp4として出力します。
(拡張子がソフト専用のものからmp4になるといった感じです)
(まだ慣れていないからなのか、8,9も何度もやり直しています)
10,投稿する
再生回数が伸びなくても気にしないでください\(^o^)/
最終的にこのつくってみたPVには一ヶ月以上かかりました。
春休みを利用しての製作で一ヶ月なので朝から晩までBLINDHEITでした。
どのPVをつくっていても起こるのですが、やはりつらいと思う時期はあります。
当たり前ですが、その時期に手抜きをしないことが大切です。
無理やりすぐに作るのではなく、日にちを置くことも重要だと思います。
まだ書きたいことがありますが、ずらずらと書いてもあまり意味が無さそうなので
ここで終えておきます。
思っていることの10分の1ほどしか書けませんでしたが、
ちょっとは表現できたかなという感じです。
次回はシーン毎の解説を行います。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
0 件のコメント:
コメントを投稿